フランス・オート=マルヌ県のシャルモン病院(Centre hospitalier de Chaumont)は、2026年7月2日にサイバー攻撃を受けた。
同日、国の省庁横断的なサイバー監視体制がサイバー犯罪ネットワーク上に流通するファイルを検知し、同院に対して直ちにインターネットから切断するよう警告した。院がこれに応じて即座にネット接続を遮断したことで、攻撃による被害の拡大を防ぐことができた。一部の部署で一時的な動作の遅延が見られたが、限定的なものにとどまった。電話網は常時利用可能な状態を維持し、患者対応にも大きな支障は生じなかったという。
院は7月3日、サイバー攻撃を受けた旨を公表する声明を発表。ディジョン・ブルゴーニュ大学病院センター(CHU Dijon Bourgogne)、地域病院連携グループ(GHT)および国の関係機関と連携し、外部のサイバーセキュリティ専門家を動員してシステムの保全・復旧にあたった。
7月4日、オート=マルヌ県地域保健局(ARS)のイスカンダル・サマーン地域担当局長は、「現時点で判明している要素では、今回のサイバー攻撃による重大な影響はなかった」とコメントした。身代金要求は確認されておらず、患者の個人データが実際に窃取された、または大規模なシステム停止に至ったとの報告もない。早期検知と迅速な遮断対応が被害の抑制につながった事例として報じられている。