米マサチューセッツ州ノーウッド・ミルトンで整形外科・スポーツ医学診療を行うOrthopaedic Specialists of Massachusetts, P.C.(OSM)は、2026年1月15日にネットワーク上の不審な活動を検知した。調査の結果、2026年1月12日から15日にかけて、不正な第三者がネットワーク内の患者・職員情報を含むファイルへアクセス・取得していたことが判明した。
対象者ごとに異なるが、氏名・住所・電話番号・生年月日・社会保障番号・患者ID番号・医療口座番号・診療記録・健康保険情報などが影響を受けた可能性がある情報に含まれる。データセットのレビューは2026年6月8日に完了し、OSMは2026年6月12日付で影響を受ける個人への通知書の発送を開始するとともに、マサチューセッツ州消費者局へ届け出た(受理番号2026-973)。州内居住者だけで少なくとも20,147人に影響したことが同州への届け出から明らかになっている。
本件をめぐっては、ダークウェブ上で恐喝集団「Qilin」が2026年1月17日、続いて「Beast」が2026年1月21日にそれぞれ犯行を主張し、Beastはデータを公開すると脅迫した。しかし、OSMの公式通知はいずれの主張も確認しておらず、「不正な第三者」がデータへ「アクセス・取得」したとのみ説明し、ランサムウェアや暗号化には触れていない。通知作成時点で情報の不正利用が確認されたとの報告はないとしている。