Ochre Health は、オーストラリア各地で地域医療クリニックを運営する医療法人であり、首都特別地域キャンベラのTuggeranong地区でもOchre Medical Centre Tuggeranongを運営している。
2026年6月12日、豪メディアCyber Dailyは、ハッキングフォーラムで活動する脅威アクター「2019」が、Ochre Healthの患者データを含むとするデータセットを販売していると報じた。同アクターは2026年初頭から豪州の組織を中心に30件超のリーク投稿を行っており、今回はサードパーティの予約管理プラットフォーム「HotDoc」経由で入手したデータであると主張、Ochre Health分を含む3件・計70万件超のデータセットを保有するとした。
Ochre Healthは調査の結果、HotDoc上の自社関連アカウント2件に不明な第三者が不正ログインしていたことを確認し、2026年6月15日に公式サイトで通知を公表、豪プライバシー・情報コミッショナー事務所(OAIC)および豪サイバーセキュリティセンター(ACSC)に報告した。6月18日に更新された通知では、影響はTuggeranong診療所に限定され、基幹ITシステムや他診療所の通常業務への影響はないとしている。対象となりうる情報は氏名・生年月日・住所・メールアドレス・電話番号・Medicare番号・DVA(退役軍人省)番号・予約情報・請求情報で、影響を受けた患者数は2万5千人超とされる。Ochre Healthは患者に対しフィッシングや詐欺への注意を呼びかけている。