藤田医科大学病院(愛知県豊明市)は2026年6月4日、看護師の私物PCがサポート詐欺被害を受け患者1,365名分の個人情報が外部に流出した可能性があると公表した。なお病院は当初「ランサムウェア攻撃による被害」と発表したが、その後の調査でデータが暗号化されていなかったことなどが判明し、「サポート詐欺」による被害であったと訂正している。
事案は2026年5月25日に発生した。当院に勤務する看護師が自宅で私物のパソコンを使用中に偽のセキュリティ警告が表示され、誘導に従って遠隔操作ソフトウェアをインストールしたところ、第三者に遠隔接続・操作された。当該PCには院内規定に反して患者情報が保存されており、その情報が流出した可能性がある。
流出した可能性がある情報は患者1,365名分で、氏名・性別・生年月日・患者ID・傷病名・転帰・入退院日・検査データが含まれる。一方、住所・電話番号・メールアドレス・マイナンバーカード情報・クレジットカード情報は含まれないとされており、発表時点でこれら情報の不正利用等は確認されていない。
病院システムや診療用ネットワークへの影響はなく、診療は通常通り継続した。当該看護師が院内規定に違反して患者情報を私物端末に持ち出していたことも確認されており、病院は情報管理の徹底と全職員への教育強化を図るとしている。