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YCC情報システム、ランサムウェア攻撃でファイルサーバーが暗号化―山形市委託の健康情報など70万件超の個人情報が漏洩のおそれ

2026-04-02JP 日本YCC情報システム株式会社(山形市・山形大学等の医療・行政システム受託事業者)(民間)

ランサムウェア

被害

データ暗号化情報漏えい
漏えい件数約700,000件

ファイルサーバーがランサムウェアに感染・暗号化され、委託先から受け取り保管していた個人情報の漏洩が否定できないと発表。被害の内訳は山形市委託分(健康情報システム等)約50万件(マイナンバーを含む人事給与情報約6,000件・児童相談情報2,520件を含む)、山形大学8万件超、山形交通、埼玉県幸手市等を含め計70万件超。同社は自治体向け健康情報システム・高額医療費管理システムのほか、医療機関向け電子カルテ・医療会計システムを提供する受託事業者。侵入経路はネットワーク機器管理者アカウントの認証情報が奪取・推測された可能性が高いと報告されたが、調査中。ランサムウェアの種類は特定されたがセキュリティ上の理由から非公表。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    早朝にファイルサーバーへの不正アクセスを検知。午前6時50分頃にランサムウェアによるファイル暗号化が始まる
  2. 公表
    「当社サーバーへの不正アクセスに関するご報告」(第1報)を公表。警察・専門機関と連携し調査を開始
  3. 調査・報告
    第3報でランサムウェアの種類を特定(セキュリティ上の理由から非公表)。侵入経路はネットワーク機器管理者アカウントの認証情報奪取の可能性が高いと報告
  4. 調査・報告
    第4報で委託先から受け取り保管していた個人情報の一部について漏洩の可能性を否定できないと発表。山形市・山形大学から被害規模が相次いで公表される
  5. 調査・報告
    第5報を公表し調査継続状況を報告

YCC情報システム株式会社は山形県山形市に拠点を置く情報システム企業で、自治体向けの健康情報システム・高額医療費管理システム・住民情報システムのほか、医療機関向けの電子カルテシステム・医療会計システムなど医療・行政両面の業務システムを開発・受託運用している。

2026年4月2日早朝、同社のファイルサーバーへの不正アクセスが検知された。午前6時50分頃、ランサムウェアによるファイルの暗号化が確認され、同社は直ちに被害拡大防止措置を講じるとともに警察・専門機関に通報し調査を開始した。翌4月3日に第1報を公表した。

外部専門家による解析の結果、侵入経路はネットワーク機器の管理者アカウントの認証情報が推測・奪取されて内部ネットワークへのアクセスに利用された可能性が高いとされた。ランサムウェアの種類は4月7日の第3報時点で特定されたが、セキュリティ上の理由から非公表とされている。

4月14日の第4報で、委託先から受け取り保管していた個人情報の一部について漏洩の可能性を否定できないことが明らかにされた。主な被害規模として、山形市が委託していた健康情報システム等から約50万件(マイナンバーを含む人事給与情報約6,000件・児童相談情報2,520件を含む)、山形大学で8万件超の個人情報漏洩のおそれが公表された。山形交通・埼玉県幸手市・関東信越税理士国民健康保険組合等も被害を発表し、被害総数は70万件超に達すると報じられた。

医療機関向けの電子カルテ・医療会計システムにも影響が及んだ可能性があるが、個別医療機関における診療への直接影響については公表された情報の範囲では確認されていない。本事案は、地域の医療・行政インフラを支える受託事業者へのランサムウェア攻撃が広範なサプライチェーン被害をもたらした事例として注目された。

アクター特定できず深刻度信頼度報道

出典