ナコドーチェス記念病院(Nacogdoches Memorial Hospital)は、米テキサス州ナコドーチェス市を拠点とする226床の独立型急性期病院である。2026年1月31日、コンピュータネットワークおよび情報システムへの不正アクセスを受けたことを検知し、インシデント対応計画を即座に発動した。
フォレンジック調査の結果、不正アクターは2026年1月15日からシステムへのアクセスを開始していたことが後日判明した。アクセスされた可能性があるファイルには、患者の氏名・住所・電話番号・メールアドレス・社会保障番号(SSN)・生年月日・診療記録番号・健康保険受益者番号・口座番号のほか、一部患者の顔写真が含まれる。
同病院は2026年3月30日にHHSのOCR(公民権局)へ侵害を報告し、翌31日に影響を受けた257,073名への通知書を発送した。ただし、HHSのOCR侵害ポータルでは最大2,507,073名分の個人情報を含むファイルへのアクセスが記録されており、実際の影響範囲についての最終的な確認は継続中とみられる。
発表時点でデータの不正利用や悪用の事実は確認されておらず、責任を主張した脅威グループも現れていない。病院は情報システムのセキュリティ強化と追加のサイバー対策訓練を実施するとともに、法執行機関への通報を行いその捜査に協力している。