江原大学校病院(강원대학교병원、Kangwon National University Hospital)は、韓国・江原道春川市に所在する国立大学病院であり、江原道地域の中核的な高度医療機関である。
2026年1月26日未明、院内の電算網(情報システム全体)がランサムウェア攻撃を受け、全面的に停止する障害が発生した。MRI(磁気共鳴画像)・CT(コンピュータ断層撮影)などの医療映像システム(PACS)への接続が遮断され、外来・入院患者双方の診療に大きな支障が生じた。報道によれば、攻撃者はシステムの復号(暗号解除)と引き換えに数億ウォン相当のビットコインを要求したとされる。
病院はシステムの異常を認知した直後に非常対応態勢に入り、被害拡大を防ぐため該当サーバのネットワークを分離するとともに外部からのアクセスを遮断し、緊急対応用サーバを開設して縮退運用に移行した。2026年1月28日午後5時、障害の生じていたPACSを正常復旧したと発表した。病院側は、患者個人情報の漏えいなど追加の被害は確認されていないとしており、事故原因や情報漏えいの有無については自主調査を行うとともに、関係機関と協力して詳細な調査を進めているとした。本事案は、前日に発生した全南大学校病院(Chonnam National University Hospital)へのランサムウェア攻撃に続くものとして、2026年初頭に韓国の国立大学病院が相次いでランサムウェア被害を受けた事例として報じられた。