ManageMyHealthはニュージーランド最大の患者向け医療ポータルで、全国のGP・クリニック・病院と患者をオンラインで接続するプラットフォームである。2025年時点で約180万人の登録ユーザーを抱え、患者が自身の医療記録へアクセスしたり担当医師とコミュニケーションをとったりできるサービスを提供していた。
2025年12月30日、ManageMyHealthはパートナー機関からの連絡を受けてシステムへの不正アクセスを検知した。同日、「Kazu」と名乗る攻撃者がサイバー犯罪フォーラムに投稿し、108GB・428,337件のファイルを窃取したと主張、6万米ドルの身代金を要求した。窃取されたとされるデータには、患者の氏名・医療記録・検査結果・処方データ・診療予約・健康歴・医師とのコミュニケーション内容等が含まれ、12万人超の患者に影響がある可能性があるとされた。ニュージーランド史上最大規模の医療情報漏えいとして報じられた。
ManageMyHealthは即日、NZ警察・プライバシーコミッショナー事務所・Health NZに報告するとともに、独立系サイバーセキュリティ・フォレンジック専門家を起用して調査を開始した。同社は身代金の支払いを行わず、期限は複数回延期された。政府はセキュリティ保護の十分性に関するレビューを命じた。ポータルサービスの利用停止などの直接的な診療への影響は報告されなかった。