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米ニュージャージー州の医療系顧問弁護士事務所Greenbaum Rowe、不正アクセスで大手病院3法人の患者12,801人分の個人情報が流出

2025-11-27US アメリカGreenbaum Rowe Smith & Davis LLP(ニュージャージー州の法律事務所、Atlantic Health System・Hackensack Meridian Health・Trinitas Regional Medical Center等の顧問弁護士事務所)(民間)

不正アクセス

被害

情報漏えい
漏えい件数約12,801件

同事務所のシステム内アカウントが乗っ取られ、不正な第三者が氏名・住所・生年月日・社会保障番号・医療記録番号・既往歴・診療提供者情報・医療費請求情報・健康保険情報等を取得したことが確認された。対象者ごとに含まれる情報の種類は異なる。影響を受けたのはAtlantic Health System・Hackensack Meridian Health・Trinitas Regional Medical Center(RWJBarnabas Health傘下)の患者12,801人分。公表時点でデータが公開・不正利用された証拠は確認されていない。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 検知・発覚
    従業員アカウントの侵害を通じたシステムへの不正アクセスを検知。直ちにシステムを保護し、パスワードをリセット、侵害端末を交換。法執行機関に通報しフォレンジック調査を開始
  2. 調査・報告
    フォレンジック調査が終了し、患者の保護対象保健情報(PHI)が不正な第三者に取得されたと確認
  3. 公表
    顧客病院であるTrinitas Regional Medical Center(RWJBarnabas Health)が「ベンダーによるセキュリティインシデントに関するお知らせ」を自院サイトに掲載
  4. 初動対応
    Greenbaum Rowe社が対象患者への郵送通知を開始。無償の信用監視・本人確認盗用対策サービスと専用コールセンターを提供

実施した再発防止策

公表・確認済みの対策のみ。未公表の対策は省略している。

ニュージャージー州の法律事務所Greenbaum Rowe Smith & Davis LLPは、医療機関向けの法務サービスを提供しており、業務上、顧客である病院・医療システムの患者データにアクセスする権限を有していた。同事務所は2025年11月27日、従業員アカウントが侵害されたことを通じてシステムへの不正アクセスが発生していたことを検知した。検知後直ちにシステムを保護し、パスワードのリセットと侵害端末の交換を実施したほか、法執行機関に通報し、外部のサイバーセキュリティ専門家によるフォレンジック調査を開始した。

2026年4月15日に終了した調査の結果、不正な第三者が同事務所のシステムから患者の保護対象保健情報(PHI)を取得していたことが確認された。影響を受けたのは、同事務所が法務顧問を務めるAtlantic Health System、Hackensack Meridian Health、Trinitas Regional Medical Center(RWJBarnabas Health傘下)の患者12,801人分の情報で、対象者ごとに氏名・住所・生年月日・社会保障番号・医療記録番号・既往歴・診療提供者情報・医療費請求情報・健康保険情報などが含まれていた。米保健福祉省市民権局(HHS OCR)の医療情報漏えい報告データベースには2026年5月18日付で登録された。

Hackensack Meridian Healthは、本件が「自社のシステム上では発生していない」とし、侵害は顧問弁護士事務所側のインフラで生じたものであると説明している。顧客病院の一つであるTrinitas Regional Medical Center(RWJBarnabas Health)は2026年6月30日、自院ウェブサイトに「ベンダーによるセキュリティインシデントに関するお知らせ」を掲載し、患者への注意喚起を行った。Greenbaum Rowe社は2026年7月8日頃から対象患者への郵送通知を開始し、無償の信用監視・本人確認盗用対策サービスおよび専用コールセンター(IDX社運営)を提供している。公表時点で、流出したデータが公開または不正利用された証拠は確認されていないという。

同事務所は再発防止策として、追加の監視・検知ツールの導入によるセキュリティ体制の強化、物理的・電子的安全管理措置の定期的な見直しなどを実施したと説明している。本件は、病院本体のシステムではなく、患者データにアクセス権を持つ委託先(顧問弁護士事務所)が攻撃を受けたことで、複数の大手医療システムの患者に影響が連鎖したサードパーティ・サプライチェーン型の事例である。

アクター特定できず深刻度信頼度確認済み

出典