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米マサチューセッツ州Heywood・Athol両病院、サイバー攻撃でCode Black宣言・救急搬送受入停止―Sinobiが550GBのデータ窃取を主張

2025-10-12US アメリカHeywood Healthcare(ヘイウッド・ヘルスケア、マサチューセッツ州ガードナー/アソル)(民間)

ランサムウェア

被害

診療の停止・縮小システム停止救急受入停止情報漏えい恐喝・二重恐喝

傘下のHeywood Hospital(ガードナー市)・Athol Hospital(アソル市)が2025年10月12日にネットワーク障害に見舞われ、両病院とも救急部門を「Code Black」とし救急搬送を近隣他院へ転送した。メール・電話・画像診断・検査システムが停止し、紙運用(ダウンタイム手順)に移行。ランサムウェアグループSinobiが自らのリークサイトで550GBのデータ窃取を主張したが、Heywood側はこの主張を検証済みとは発表していない。同社は個人情報を含むファイルへのアクセスがあったことを確認し、対象者への郵送通知を準備しているとした。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    Heywood Hospitalでネットワーク障害が発生、Code Blackを宣言し救急搬送を他院へ転送
  2. 公表
    Heywood Healthcareがサイバーセキュリティインシデントであったことを公表
  3. 復旧
    大部分のサービスが復旧
  4. 公表
    マサチューセッツ州司法長官へ侵害を報告

Heywood Healthcare(ヘイウッド・ヘルスケア)は、米マサチューセッツ州北中部でHeywood Hospital(ガードナー市)とAthol Hospital(アソル市)の2つの急性期病院および複数の外来診療拠点を運営する非営利医療システムである。

2025年10月12日朝、Heywood Hospitalでネットワーク障害が発生し、同院は救急医療の受入が困難な状態を示す「Code Black」を宣言、救急搬送車両を近隣の他院へ転送する事態となった。翌13日にはAthol Hospitalでも同様のネットワーク障害が確認され、両院で救急搬送の受入停止が続いた。インターネット接続・電子メール・電話・予約システム・画像診断(レントゲンなど)・検査部門のシステムが影響を受け、職員は紙ベースのダウンタイム手順での対応を余儀なくされた。

同社は障害発生直後にインシデント対応手順を発動し、影響を受けたシステムをネットワークから切り離した上で外部のサイバーセキュリティ専門家および法執行機関と連携して調査を開始した。10月17日、Heywood Healthcareは今回の障害が「サイバーセキュリティインシデント」であったことを公式に認めた。

ランサムウェアグループ「Sinobi」は自らのダークウェブ上のリークサイトでHeywood Healthcareへの侵害を主張し、550ギガバイト(GB)のデータを窃取したとして公開の構えを見せ、身代金の支払いを要求した。ただしHeywood側はこの主張の真偽については検証済みとは発表していない。

大部分のサービスは10月31日までに復旧したが、その後の調査で個人情報を含むファイルへの不正アクセスがあったことが確認された。Heywood Healthcareは2025年12月10日付でマサチューセッツ州司法長官に本件を報告し、対象となる個人情報の範囲が確定次第、影響を受けた患者・職員へ郵送で通知するとしている。同社は本記録時点でも、漏えいした個人情報が金融詐欺や身元窃盗に使用された証拠は確認していないとしている。

アクターその他サイバー犯罪者深刻度信頼度報道

出典