米コロラド州デンバーを拠点に、HIV・肝炎C・性感染症関連の支援サービスを提供する非営利医療団体 Colorado Health Network(CHN)は、2025年7月29日にネットワークへの権限のないアクセスを発見した。CHNは発覚後直ちにシステムを保全し、外部のサイバーセキュリティ専門家による調査と法執行機関への通報を行った。
約1か月後の2025年8月28日、ランサムウェア集団「Cephalus」がダークウェブ上のリークサイトにCHNを被害者として掲載し、900ギガバイトを超えるデータを窃取したと主張した。身代金の要求額や支払いの有無、侵入経路の詳細については公表されていない。同グループは2025年夏に約1か月間活動し、複数の医療機関を含む攻撃を主張していたことが確認されている。
調査の結果、氏名・住所・生年月日・社会保障番号・運転免許証/州発行ID番号・パスポート番号・クレジットカード/デビットカード情報・金融口座情報・健康保険情報・診断名/診断コード・処方情報・担当医情報などが、個人により異なる形で閲覧・取得された可能性があることが判明した。
CHNは2026年6月18日、対象者68,212人(テキサス州居住者257人を含む)への通知書の郵送を開始した。侵入発覚から被害者通知までは約11か月を要している。対象者にはEpiq社が提供するID保護サービス「Privacy Solutions ID」の24か月無償利用が提供された。CHNは、情報の不正利用の報告は確認されていないとしている。