コベナントヘルス(Covenant Health、マサチューセッツ州アンドーバー)は、ニューイングランド地域で急性期病院・介護・高齢者向け住宅などを運営するカトリック系非営利医療システムである。2025年5月18日、QilinランサムウェアグループがコベナントヘルスのITシステムへの侵入に成功し、患者情報を含む大量のデータを窃取した。
不審なアクティビティが検知されたのは5月26日であり、同社はサードパーティの情報セキュリティ専門家を起用して調査を開始した。Qilinグループは852GBのデータを窃取し、リークサイトで公開した。
被害を受けた病院はニューハンプシャー州ナシュアのSt. Joseph Hospital、メイン州バンゴーのSt. Joseph Healthcare、メイン州ルイストンのSt. Mary’s Health Systemの3施設。漏洩した情報には氏名・住所・生年月日・医療記録番号・社会保障番号(SSN)・健康保険情報・診断および治療情報が含まれる。
当初は7,864人への通知を2025年7月11日に実施したが、その後の詳細な調査により被害者数は大幅に拡大した。2025年12月31日付でメイン州司法長官へ提出した再通知では、478,188人(うちメイン州居住者284,529人)が影響を受けたことが報告された。コベナントヘルスは社会保障番号が流出した対象者に対してクレジットモニタリングおよびID保護サービスを無償提供している。