Ontario Health atHome は、カナダ・オンタリオ州において在宅ケアサービスの調整を担う公的機関であり、高齢者・障害者・術後患者などを対象に医療用品や訪問ケアの手配を行っている。
2025年3月17日、OMSのシステムへの最初の侵入が検出(後のフォレンジックで判明)された。攻撃者は4月13日にランサムウェアを展開し、OMS のサーバー(「相当部分」)がロックアウトされた。翌4月14日にシステム障害が発生したことで Ontario Health atHome へ通知がなされた。
2025年5月21日、OMS は Ontario Health atHome に対し、患者情報がサイバーインシデントの一環として侵害されたことを確認・通知した。漏洩した情報は患者の氏名・連絡先情報・発注した医療用品・医療機器の種別であり、住所、社会保険番号、詳細な医療記録は含まれないとされた。影響を受けた患者数は約20万人にのぼる。
Ontario Health atHome は公表を遅らせており、2025年6月27日にオンタリオ州議会議員の Adil Shamji 氏がインシデントを公開したことで、政府は事実を認め Ontario Health atHome に患者への通知を命じた。Global News が情報公開法(FOI)で入手したメール等の記録によれば、OMS が身代金を支払ったとされている。Ontario 州は「身代金は州または Ontario Health atHome には要求されなかった」と述べた。