Saint Anthony Hospital(セントアンソニー病院)はシカゴ南部に位置する非営利コミュニティ病院で、低所得層・移民コミュニティを中心に医療サービスを提供している。
2025年2月6日、病院のセキュリティ監視によって従業員のメールアカウントへの不正アクセスの疑いが初めて検知された。病院は直ちに影響を受けたシステムを隔離し、第三者サイバーセキュリティ専門家による詳細調査を開始した。調査の結果、不正アクターが2025年2月27日頃にメールシステム内の非構造化ファイルにアクセスし、一部のファイルを取得したことが確認された。
漏洩した可能性のある個人情報は、氏名・住所・電話番号・生年月日・社会保障番号・診療記録番号・患者口座番号・処方情報・病歴・診断内容・治療情報などであり、電子カルテシステムの情報は影響を受けていないことが確認されている。
2025年9月に米国保健福祉省(HHS)のOffice for Civil Rights(OCR)へ当初6,679名への影響として報告したが、2026年2月13日に第三者専門家による調査が完了した結果、実際には146,108名が影響を受けていたことが判明した(当初報告の約22倍)。2026年3月6日から対象者への書面通知の発送が開始された。
病院は、情報の不正利用の証拠は現時点で確認されていないとしており、影響を受けた個人に対して身元詐欺保護サービスを提供している。