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LUP-Kliniken(ドイツ・ルートヴィヒスルスト=パルヒム郡)、サイバー攻撃で患者データが窃取され数百万ユーロ規模の身代金を要求される―救急外来が一時受入停止

2025-02-10DE ドイツLUP-Kliniken gGmbH(ルートヴィヒスルスト拠点・ハーゲノウ拠点の2病院、ルートヴィヒスルスト=パルヒム郡運営)(公立)

不正アクセス

被害

情報漏えい恐喝・二重恐喝システム停止救急受入停止

2025年2月9日夜から10日未明にかけてサイバー攻撃が発生し、ルートヴィヒスルスト(160床)・ハーゲノウ(165床)両拠点を予防的に通信ネットワークから遮断。救急外来は一時受入登録を停止したが、重篤患者への対応は継続され、患者の生命に危険が及んだことはないとされる。電子メールなど一部システムは長期間利用不能となった一方、基幹システム・診断情報は無事だった。調査の結果、両クリニックの全データの約1.5%に相当する個人データ(断片的な情報が中心で相互に紐付け困難とされる)が攻撃者の手に渡ったことが判明。攻撃者は数百万ユーロ規模の身代金を要求したが、ルートヴィヒスルスト=パルヒム郡(運営主体)は支払いを拒否した。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    2月9日夜から10日未明にかけてサイバー攻撃が発生
  2. 初動対応
    両拠点を予防的に通信ネットワークから遮断、救急外来の受入登録を一時停止。州刑事局(LKA MV)へ通報し捜査開始
  3. 公表
    郡が記者発表で、全データの約1.5%に当たる個人データが窃取されたこと、および数百万ユーロ規模の身代金要求があったことを公表。支払い拒否を表明

LUP-Kliniken gGmbH は、ドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州ルートヴィヒスルスト=パルヒム郡が運営する公立病院グループで、ルートヴィヒスルスト拠点(LUP-Klinikum Helene von Bülow、160床、基礎・標準医療提供病院)とハーゲノウ拠点(165床)の2病院からなる。

2025年2月9日夜から10日未明にかけてサイバー攻撃が発生し、郡は同日朝に警察へ通報した。両拠点は予防的に通信ネットワークから切り離され、多くのデジタル業務プロセスが通常通り行えなくなった一方、患者への適切な医療提供は継続された。救急外来は受入登録を一時停止したが、重篤な救急患者への対応は続けられ、患者の生命に危険が及んだことはないと郡は説明している。電子メールは長期間利用不能となり、MRI・CT検査も夕方以降は一部利用できない状態が続いたが、基幹システムと診断情報は無事だった。州刑事局(LKA メクレンブルク=フォアポンメルン)はコンピュータ妨害罪(刑法303b条)およびデータスパイ罪(同202a条)の容疑で捜査を開始し、サイバー犯罪専門部隊がデジタル証拠を確保した。同州データ保護監督機関も攻撃発覚直後から関与している。

その後の調査で、両クリニックの全データの約1.5%に相当する個人データが攻撃者の手に渡っていたことが判明した。窃取されたデータの多くは相互に関連付けが困難な断片的情報とされ、診断情報の窃取は確認されなかったが、氏名などの個人データが含まれていた。攻撃者は数百万ユーロ規模の身代金を要求したが、郡長シュテファン・シュテルンベルク氏は支払いを拒否すると表明した。郡は過去2年間で120万ユーロ以上をIT基盤・データセキュリティに投資しており、これが被害の拡大防止に寄与したとしている。2025年当時、メクレンブルク=フォアポンメルン州内で同年4件目となる同種のサイバー攻撃事案であった。

診療体制は2月中旬までにほぼ通常運航に復し、郡は2週間以内の完全復旧を見込むとした。攻撃者グループの特定には至っていない。

アクター調査中深刻度信頼度確認済み

出典