米ニュージャージー州で病院2施設などを運営する非営利医療システム Capital Health は、2023年11月にサイバー攻撃を受けた。フォレンジック調査により、攻撃者は2023年11月11日から26日までネットワークにアクセスしていたことが確認された。Capital Health は11月28日、ネットワーク障害を伴うサイバーセキュリティインシデントの発生を公表した。病院・診療所は開院を続けたものの、ITシステムの障害により外来放射線、待機手術、神経生理検査、非侵襲の循環器検査などの患者サービスに支障が生じた。
2024年1月、ランサムウェアグループ LockBit が犯行を主張し、約7TB・1,000万件超のファイルを窃取したとして、身代金が支払われなければデータを公開すると脅迫した(LockBit は「診療を妨げないようあえて暗号化しなかった」と主張)。Capital Health の調査では、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・社会保障番号・医療情報などにアクセスされた可能性が確認され、米保健福祉省公民権局(HHS OCR)には503,071人への影響として報告された。病院は FBI・CISA へ通報し、外部のフォレンジック専門会社と連携して対応。再発防止としてEDRの追加導入と全パスワードのリセットを実施した。関連する集団訴訟は2025年に450万ドルで和解した。