フランス・ヴォージュ県のCentre hospitalier de l’Ouest Vosgien(CHOV、西ヴォージュ病院センター)は、2023年10月6日深夜から7日未明(土曜午前2時頃)にかけてサイバー攻撃を受けた。攻撃はヌフシャトー病院・ヴィッテル病院の2サイトに及び、両サイトの全情報システムが機能停止した。
病院は危機対応チームを招集し、システムをサイバー隔離した上で紙と鉛筆による縮退運用に移行。予定されていた手術・外来診療は10月10日まで停止となったが、救急外来は通常どおり患者を受け入れ、入院患者・系列高齢者施設(EHPAD)入所者へのケアの継続と安全は確保されているとした。EHPAD2施設の固定電話も一時利用できなくなり、携帯電話での緊急連絡対応に切り替えられた。
身代金要求の有無について、広報担当者は取材に対し「その点についての情報は持ち合わせておらず、調査は継続中」と説明しており、攻撃の手口や侵入経路、実行者については公表されていない。病院は10月10日以降、画像検査等の一部外来を除いて予定活動を段階的に再開する見通しを示した。