米テキサス州リッチモンドの非営利地域病院 OakBend Medical Center は、2022年9月1日にランサムウェア攻撃を受け、ネットワーク上のファイルが暗号化された。病院は IT チームが全システムをただちにオフライン化して封じ込めを図り、ロックダウン手順下で運用しながら、FBI、Cyber-Defense Campus(CYD)、Fort Bend 郡政府サイバーチームと連携して調査にあたった。電話・メール等のシステムは数週間にわたり障害が続き、9月22日までに臨床系システムのほぼ全てが復旧した。病院は「患者安全が危険にさらされたことは一度もない」とした。
犯行は extortion 型の攻撃グループ Daixin Team が主張した。同グループは100万件超の患者記録を窃取したと主張して漏えいを脅迫したが、病院は2022年11月10日にデータ窃取を確認し、最大約50万人分の影響を米保健福祉省公民権局(HHS OCR)に報告した。窃取データには氏名・連絡先・生年月日・社会保障番号などが含まれた。病院は再発防止として多要素認証(MFA)の導入と脅威監視ソフトウェアの新規導入を実施した。Daixin Team は2022年6月以降、医療・公衆衛生(HPH)セクターを集中的に狙っており、CISA・FBI・HHS は10月に合同アドバイザリ(AA22-294A)を公表している。